2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
はじめに 道路設計において平面線形を計画する際の、最も基本的な項目の一つに「最小曲線半径」があります。設計速度に応じて「最大ではどれだけの急カーブまで許されるか」という規定となります。 その規定値には標準値の他、「やむを得ない」事情がある場…
はじめに 下図のように、クロソイドの無い単曲線で、半径(下図ならR=50m)と曲線長(下図ならL=30m)が分かっている際に、その交角θを算出したい時があります。 例えば今回の例(上図)は小さな半径ですが、もっと大きな半径では普通にクロソイドを省略します。か…
はじめに 道路設計における平面線形に関して、直線と円曲線の間にはクロソイド曲線(緩和曲線)を設置します(直線と円曲線をクロソイド曲線で接続する)。下の図(1)では、直線(R=∞)と円曲線R=200をクロソイドA=200で結んでいます。 ただし円曲線の半径が大きい…
はじめに 道路設計において、直線部など「片勾配を付さない区間」には、排水上必要な最小勾配である「標準横断勾配」を付します。 さて、道路構造令(の解説と運用)では、この「標準横断勾配」の値は1.5%の場合と2.0%の場合があり、その使い分けは明確に規定…
はじめに 道路設計において、片勾配が変化する箇所ではその「すり付け率」を算出しますが、それを算出する際において「車線幅員のみ勘案しているケース」と「車線幅員+側帯(もしくは側帯相当幅)を勘案しているケース」の両方を見かけますが、どちらが正しい…