2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【片勾配】同方向の曲線に挟まれる短い直線区間の片勾配について

はじめに 本文中では、日本道路協会から発行されている「道路構造令の解説と運用(平成27年6月)」のことを、「解説と運用」と略して記します。 主旨と結論 「解説と運用」P.293によれば、同方向の曲線に挟まれる「短い直線」はブロークンバックカーブと呼ばれ…

【片勾配】規定の片勾配を付すことが出来ない場合の照査方法を詳しく解説します

はじめに ここで述べる内容は、全て日本道路協会から発行されている「道路構造令の解説と運用(平成27年6月)」に準拠した話となります。以下、「解説と運用」と略して記します。 概説 平面線形で採用した曲線半径に対して規定の片勾配を付すことが出来る場合…

【インターチェンジの設計】ランプのクロソイドも「最小緩和区間長」を確保すべき理由

はじめに ここで述べる内容は、全て日本道路協会から発行されている「道路構造令の解説と運用(平成27年6月)」に準拠した話となります。以下、「解説と運用」と略して記します。 さて、クロソイドに関して、本線(高速道路や一般道路)の場合は、 ・「解説と運…

【インターチェンジの設計】分離帯ランプの曲線拡幅量の割増しについて

意識せずに「標準幅員」では無くなってしまう ここで述べる内容は、全て日本道路協会から発行されている「道路構造令の解説と運用(平成27年6月)」に準拠した話となります。以下、「解説と運用」と略して記します。 さて、インターチェンジのランプは「ランプ…

【インターチェンジの設計】変速車線(ランプターミナル)の路肩幅員について詳しく解説します

主旨と結論 本線とランプの路肩幅員が異なる場合、そのつなぎ目に位置する変速車線(ランプターミナル)の路肩幅員は、どちらと合わせるべきでしょうか? 特にランプ路肩のほうが本線路肩よりも広い場合、変速車線の路肩幅員を広いランプ路肩幅員に合わせてし…